オリジナルBL小説を書いたり、書かなかったりしてます。更新速度は遅いですが、頑張りたいと思います!
なお、BLの意味を知らない方やお嫌いな方はすぐに出口へ進むことをお勧めします。
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雪が降る
鐘がなる
今日も夜が始まった
俺が一緒にいたいと思うのは、あの人だけ
チキンやケーキ、たくさんの豪華な料理はいらない
家族や、友人とのパーティーなんて邪魔なだけ
恋人たちの語らい、そんな甘い雰囲気、俺には似合わない
教会で祈っても、神様の言葉よりも聞きたいものがある
こんなものたちよりも、俺には欲しいものが見つかった
雪は俺を隠してはくれず、鐘の音は俺を消してはくれない
汚れた体のまま、あの人に会いにひたすら道を進んでいく
後戻りすることがあるかもしれない、振り返ることがあるかもしれない
風は相変わらず、冷たく俺に吹き付けるから
それが無性に怖くて逃げ出したくなってしまう
だけどその風を逃げないで受け止めていきたい
その先には必ず、見せかけじゃない本当の何かがあるから
ここは春が来ない冬
ずっとそう思って生きてきた
だけど、それは違う
春が来ない冬なんてないんだから
ゆっくりと、でも確実に季節は変わっていく
俺の心は、今ゆっくりと溶けだして春の訪れを迎えようとしていた
聖なる夜じゃなくてもいい
世界中に祝福されなくてもいい
あんたが俺を必要としてくれれば
一緒にいてくれるだけで、愛することができるだけで、それでいい
俺の居場所は、ここにあった

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鐘がなる
今日も夜が始まった
俺が一緒にいたいと思うのは、あの人だけ
チキンやケーキ、たくさんの豪華な料理はいらない
家族や、友人とのパーティーなんて邪魔なだけ
恋人たちの語らい、そんな甘い雰囲気、俺には似合わない
教会で祈っても、神様の言葉よりも聞きたいものがある
こんなものたちよりも、俺には欲しいものが見つかった
雪は俺を隠してはくれず、鐘の音は俺を消してはくれない
汚れた体のまま、あの人に会いにひたすら道を進んでいく
後戻りすることがあるかもしれない、振り返ることがあるかもしれない
風は相変わらず、冷たく俺に吹き付けるから
それが無性に怖くて逃げ出したくなってしまう
だけどその風を逃げないで受け止めていきたい
その先には必ず、見せかけじゃない本当の何かがあるから
ここは春が来ない冬
ずっとそう思って生きてきた
だけど、それは違う
春が来ない冬なんてないんだから
ゆっくりと、でも確実に季節は変わっていく
俺の心は、今ゆっくりと溶けだして春の訪れを迎えようとしていた
聖なる夜じゃなくてもいい
世界中に祝福されなくてもいい
あんたが俺を必要としてくれれば
一緒にいてくれるだけで、愛することができるだけで、それでいい
俺の居場所は、ここにあった
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「じゃあ、逃げないように首輪で繋いでてよ」
冗談っぽく言って、俺は犬のように擦り寄った。
「ふ、確かにそうだな」
そう言って宗野はベットから起き上がる。
サイドボードの引出しから何かを取り出すのを、俺は起き上がることもできずに見るめる。
「なに、それ?」
「何って、お前の首輪だ」
差し出された箱は俺の掌に納まるくらいの大きさで、そっと蓋を開けてみる。
「これって・・・」
中に入っていたのは、銀色に光る指輪。
「お前が、俺のものだと言う印だ」
それを箱から出して、俺の指に宗野がはめてくれる。
箱に書かれたブランドのマークはいつか出かけたときにいった店のものだと気づく。
「ありがとう」
素直にお礼の言葉が口から出た。
宗野に出会ってから、信じられないことばかり起こる。
「なぁ、聞いてもいいか?」
「なに?」
「お前の、本当の名前」
見つめられる宗野の瞳に、俺は忘れたはずの名前を、もう言うことはないだろうと思っていた名前を紡ぐ。
「・・・泰佳、橘泰佳(タチバナ タイカ)」
「泰佳」
宗野に呼ばれた俺の本当の名前に、俺は自然に涙が溢れていた。
どんなに感情を殺しても、どんなに忘れたいと願っても、俺は心を完全に凍りつかせることなんてできなかった。
見ないふりをしていても、それはずっと奥にあった。
宗野に溶かされた心は重く、いろんなものがのしかかる。
いろいろ抱えて、迷ったり悩んだりして、だけど俺が押しつぶされそうな時は、宗野がそっと手を差し伸べてくれる。
「・・・宗野、俺うぬぼれていいの?」
「ん?」
「俺はあんたに愛されてるんだって、うぬぼれてもいい?」
俺が本当に求めていたものはただひとつ。
「うぬぼれなんかじゃない。・・・愛している、泰佳」
「うん、俺も・・・愛してる」
誰かと愛し合いたかった。

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冗談っぽく言って、俺は犬のように擦り寄った。
「ふ、確かにそうだな」
そう言って宗野はベットから起き上がる。
サイドボードの引出しから何かを取り出すのを、俺は起き上がることもできずに見るめる。
「なに、それ?」
「何って、お前の首輪だ」
差し出された箱は俺の掌に納まるくらいの大きさで、そっと蓋を開けてみる。
「これって・・・」
中に入っていたのは、銀色に光る指輪。
「お前が、俺のものだと言う印だ」
それを箱から出して、俺の指に宗野がはめてくれる。
箱に書かれたブランドのマークはいつか出かけたときにいった店のものだと気づく。
「ありがとう」
素直にお礼の言葉が口から出た。
宗野に出会ってから、信じられないことばかり起こる。
「なぁ、聞いてもいいか?」
「なに?」
「お前の、本当の名前」
見つめられる宗野の瞳に、俺は忘れたはずの名前を、もう言うことはないだろうと思っていた名前を紡ぐ。
「・・・泰佳、橘泰佳(タチバナ タイカ)」
「泰佳」
宗野に呼ばれた俺の本当の名前に、俺は自然に涙が溢れていた。
どんなに感情を殺しても、どんなに忘れたいと願っても、俺は心を完全に凍りつかせることなんてできなかった。
見ないふりをしていても、それはずっと奥にあった。
宗野に溶かされた心は重く、いろんなものがのしかかる。
いろいろ抱えて、迷ったり悩んだりして、だけど俺が押しつぶされそうな時は、宗野がそっと手を差し伸べてくれる。
「・・・宗野、俺うぬぼれていいの?」
「ん?」
「俺はあんたに愛されてるんだって、うぬぼれてもいい?」
俺が本当に求めていたものはただひとつ。
「うぬぼれなんかじゃない。・・・愛している、泰佳」
「うん、俺も・・・愛してる」
誰かと愛し合いたかった。
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「・・・・・・なぁ」
「ん?」
「なんで、あの公園にいたんだ?」
気怠い体を宗野に寄せて問いかける。
夕方に別れてから、ずっとあの場所にいたわけじゃないだろう。
だったら、なぜ?
「・・・さぁ、なんとなく」
「は、何それ」
「お前こそ、どうしてあそこにいたんだ?」
「俺は・・・あそこであんたに拾ってもらったから」
別に本当に会いたかったわけじゃない。
一目みたいとも思ってなかった。
だけど、あそこで宗野に拾ってもらって、いろんなことを教えてもらったから。
「あそこに行くと、もう二度とあんたに会えなくても、頑張って生きていける気がしたんだ」
「俺がいて嬉しかったか?」
「うん・・・俺、あんたからまだ金貰ってないし」
素直になるのは、まだ少し恥ずかしくてついそう言ってしまう。
「相変わらず、可愛げがないな」
自分だってそれは分かっているが、思うより先に言葉が出てしまうんだからしょうがない。
「だが、そうゆうところも好きだ」
「・・・っ!!」
抱きこまれて、囁くように言われてさっと肌が赤くなる。
「だから、もう二度と俺から離れるな」
「宗野」
「・・・お前がいなくなっても、ずっとお前のことばかりを考えていた。俺は、お前を誰かの代わりだとは思ってない」
「鏡さんのことは・・・?」
鏡も宗野のことが好きだと知ったはずだ。
「鏡のことは、今でも大切に思っている・・・だけど、俺が今側にいて欲しいと思うのはお前だけなんだ」
「・・・・・・」
「今度は、たとえお前が俺から逃げようとしても、絶対に逃がさない。どんなことをしても、お前を探し出す」
抱きしめられた腕に力が籠る。
愛しい人を失う辛さを宗野は知っている。
そして、俺がいなくなることを怖がってる。
傷つけて、ごめん。
心の中で謝った。
俺は、初めて誰かを守りたいと思った。

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「ん?」
「なんで、あの公園にいたんだ?」
気怠い体を宗野に寄せて問いかける。
夕方に別れてから、ずっとあの場所にいたわけじゃないだろう。
だったら、なぜ?
「・・・さぁ、なんとなく」
「は、何それ」
「お前こそ、どうしてあそこにいたんだ?」
「俺は・・・あそこであんたに拾ってもらったから」
別に本当に会いたかったわけじゃない。
一目みたいとも思ってなかった。
だけど、あそこで宗野に拾ってもらって、いろんなことを教えてもらったから。
「あそこに行くと、もう二度とあんたに会えなくても、頑張って生きていける気がしたんだ」
「俺がいて嬉しかったか?」
「うん・・・俺、あんたからまだ金貰ってないし」
素直になるのは、まだ少し恥ずかしくてついそう言ってしまう。
「相変わらず、可愛げがないな」
自分だってそれは分かっているが、思うより先に言葉が出てしまうんだからしょうがない。
「だが、そうゆうところも好きだ」
「・・・っ!!」
抱きこまれて、囁くように言われてさっと肌が赤くなる。
「だから、もう二度と俺から離れるな」
「宗野」
「・・・お前がいなくなっても、ずっとお前のことばかりを考えていた。俺は、お前を誰かの代わりだとは思ってない」
「鏡さんのことは・・・?」
鏡も宗野のことが好きだと知ったはずだ。
「鏡のことは、今でも大切に思っている・・・だけど、俺が今側にいて欲しいと思うのはお前だけなんだ」
「・・・・・・」
「今度は、たとえお前が俺から逃げようとしても、絶対に逃がさない。どんなことをしても、お前を探し出す」
抱きしめられた腕に力が籠る。
愛しい人を失う辛さを宗野は知っている。
そして、俺がいなくなることを怖がってる。
傷つけて、ごめん。
心の中で謝った。
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