駅で信也と別れて、近くの雑貨屋に入る。
ここは割と大きなお店で、夕方の今は人も多い。
「悪いな、こんなことに付き合わせて」
「そんなに気にするなよ。俺もちょうど欲しいものがあったし」
そう言ってひょりはプレゼント選びを手伝ってくれている。
申し訳なく思うけれど、何にしようか迷っていたし、この店には女の子の客の方が多いため、一緒にいてくれて少しほっとしている。
「なあ、だいたいどんなものにするか決めてる?」
「んー普段使えるものとかがいいと思ってるんだけど・・・」
近くにあったマグカップを取ってみる。
カラフルな水玉の可愛らしいもの。
「そういうの好きなんだ?」
「多分。いつもこんな感じの可愛い小物とか持ってるから」
カッコいい見た目に反して、意外に可愛いもの好きな未亜。
そのため、女の子の客の多いこの店を選んだのだ。
でも、あんまり可愛すぎるのもどうだろ・・・。
キャラものとかはさすがにない、よな?
「あ、これなんかどうかな」
そう言ってひょりが差し出してきたのは可愛い花柄のポーチ。
確かに可愛いけれど、ポーチなんて使わない気がする。
「あと、無難にタオルとか、ハンカチとか?」
確かにそれなら、多少未亜の好みの柄ではなくても使うことができるだろう。
「んーどうしようかな・・・」
ポーチと同じ花柄のタオルと、青と黄色のストライプの入ったハンカチを手に取る。

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